いま流行りの「夢改変」の話について


最近TLでよく見かけるようになった「夢改変」について、「夢改変」というワードを使ったことにより、一部の過激派夢女子さん達が「また見下された!」とお怒りである。

それについて、腐女子兼夢女子の私は逆に「夢女子の人たち」の話に疲れている、という愚痴のような何か。


今回、「改変すること自体が悪」という、この騒動の中心になるだろう話とは全く別の話をしています。

最近はもう滅多に文を書かなくなってしまったので、あまり面白い文章にはなっていないかもしれません。あくまで個人的に吐き出したかっただけなので。



私のTLには元々、リアルの関係で繋がっている夢女子の方がいる。

その方の書かれる文章は素敵だなと思うし、妄想語りしてるときのツイは良いなと思うこともあるけれど、その方がとにかく腐女子嫌い・夢女子アンチに敏感な、いわゆる過激派夢女子さん。

最近は夢女子アンチに対するアンチばかりで見ているこちらの心が疲弊して、ほぼ常にミュートなのが現状だったりする。


今回の件である「夢改変」についても、例の過激派夢女子さんは「わざわざ『夢』改変とつけるなんて、夢趣味を下に見ている!!」とお怒りになられてたんだけど。

どちらの立場にもいる私としては、逆にどうして一直線にそう思った?というのが第一の感想だった。


元々男性同士の恋愛のために書かれたものが男女の恋愛向けに改版されてしまったら、その大きな違いを取り上げるのは当然のことだと思う。

腐小説も夢小説もどちらも書いたことがある身から見れば、腐小説を夢向けに改変されたら「夢改変」と言うし、夢小説を腐向けに改変されたら「腐改変」と言う。そこに大きな違いなんてない。意図もない。だって実際にされたことを言っているだけだし、単に「改変」と言うよりインパクトがあるからだ。

実際に(ツイートした方が意識していたか否かは分からないけれど)「夢改変」という分かりやすいキーワードでいま注目を浴びているんだから、仕掛けた側の思惑通りに事が進んでるなぁ、とも思う。ツイッターは注目されたもん勝ちだよね。


ここからは勝手に作者目線に立って言うけれど、「男性同士の恋愛」だからこそ描ける心情や描写を勝手に男女のものに変えられたり、もちろん逆のことをされても等しく悲しくなると思う。「自分の書こうとしていたキャラクター同士の空気感や距離感、自分のこだわりは読者に何1つ伝わっていなかったんだな」と思ってしまう。
そのキャラクターだから、その性別だから、と悩んで表現したものが「萌えるよね」みたいな一辺倒の感想で終わらせられて、あまつさえ別のキャラクター用に変えられるなんて、私だったらそこが許せない。腐向けとか夢向けとかそういうジャンルの話じゃないと、私はこの話題を見て思い至った。

だから「よりによって夢改変」という言葉を見ても「男性同士の恋愛を男女の恋愛に置き換えたこと」を非難する言葉だと受け取った。のだけれど、どうも過激派夢女子の方々は見下されたと思ったらしい。


腐女子と夢女子は(一部の過激派さん達だけかもしれないけど)よく上下関係で争っているけれど、ああいうの見ると本当にカースト制度大好きなオタクのやることだなぁと思う。

相手に言わせないと気が済まないんだろうね、自分と相手は対等ですとか、あなたの方が上ですとか。


過激派夢女子さんたちって、夢アンチに敏感になり過ぎてて、逆にいつも「それは夢アンチだ!」って怒るためのネタ探しに必死な気がする。「腐女子は夢女子を下に見ている!」ってよく聞くけど、私の周りで夢女子を馬鹿にしてる腐女子は一度も見たことがない。腐女子を毛嫌いする夢女子は何度か見たけど。

私の周りにはそういう人しかいない、という問題なのかもしれない。